モルフォン/対戦
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このページは、モルフォンの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。
モルフォンの歴史
第一世代
タイプを考慮しなければ種族値や技の面からバタフリーの上位互換と言えたが、エスパータイプに弱いこととタイプ一致ボーナスの影響を受けられるまともな技がなかったことから環境では活躍しなかった。
ただ、当時としてはかなしばりとねむりごなを両立できる唯一の系統という差別化点が存在した。
第二世代
特殊の分離により特防が15下がり、それまで全ての種族値で勝っていたバタフリーに特防で下回ることとなった。 めざめるパワーとヘドロばくだんはようやく手に入った実戦的な一致技ではあったが、当時はどちらも物理技であったため攻撃の種族値が65のモルフォンでは前作通りサイコキネシスをメインウエポンにした方がよいということになった。環境面でも大幅に強化されたほのおタイプや新勢力バンギラスなどの存在により相変わらずきつかった。
第三世代
特性りんぷんを獲得したが、耐久面の弱いモルフォンの場合は追加効果を防ぐ以前に一撃で倒される心配の方が大きいため腐りがちであった。既存のむしタイプのポケモンの強化や、テッカニンやアーマルドといった新規が登場した中で、やはり出番は少なかった。
第四世代
この世代から技ごとに物理特殊が決められ、既存のむしタイプとどくタイプの技の多くが特殊技となったため、大幅な強化を受ける。新特性いろめがねにより、相性の悪い相手に対する攻撃性能が上がった。しかしむしタイプのアタッカーとして新規に現れたかそくが強力なメガヤンマが目の上のたんこぶとなって需要はやはり少なかった。
それでも、GSダブルではモルフォンのスキルスワップで自身のいろめがねをカイオーガに渡し、カイオーガのこだわりメガネ込みのしおふきで制圧する「モルオーガ」が成立。
第五世代
新技のちょうのまいを獲得したことにより、第二世代以降タマゴわざによって獲得したバトンタッチがより活きるようになった。かなしばりの命中が100%、ギガドレインの威力が75に変更されたことも追い風。同じくちょうのまいを覚える上に合計種族値で100上回るウルガモスという強力なライバルが登場したが 、いろめがね、優秀な補助技、タイプなどでこちらに利点がある場合もある。隠れ特性ミラクルスキンによりアンコールやちょうはつへの耐性ができたのも大きい。環境入りとまでは行かずも、第四世代までとは比べ物にならないほど使い勝手は向上した。
GSダブルにおけるいろめがね+スキルスワップ要員としてはライバルにシンボラーが登場したが、シンボラーとはねむり技の命中率で差別化可能。
第六世代
むしのさざめきがみがわりを貫通するよう仕様変更されたことと、新タイプのフェアリーがどくに弱いことなど、若干の追い風もあったものの、新登場のファイアローがトップメタの一角となり、モルフォンに限ったことではないが、むし・くさ・かくとうタイプには生きづらい環境。大会実績としては、2016年3月に開催されたカントー図鑑限定戦の「カントークラシック」マスターカテゴリでは使用率30位にランクインしているが、戦略的価値に乏しかった登場当初と比べると随分と出世したと言える。
PGLレーティングバトル統計データを見ると、この世代ではちょうのまい、むしのさざめき、ねむりごな、バトンタッチ/ヘドロばくだんが主流技であったことがうかがえる。特性はいろめがねが大半を占めており、性格はおくびょうが好まれた。多くのシーズンで居座り性能を高めるくろいヘドロや出落ちを防ぐためのきあいのタスキが採用持ち物ランキング1位に挙がっていた。
GSダブルにおけるいろめがね+スキルスワップ要員としては、どくの技範囲が強化されたことから技範囲でシンボラーとはより明確に差別化できるようになった。
第七世代
ファイアローが大幅な弱体化を受けたため、第五世代とほぼ同じ扱いに戻った。
USUMリーグシングルバトルでは、フェアリー対策が務まるヘドロばくだんに通常火力を一任して環境全体で見て通りの悪いむしのさざめきを切るケースも珍しくなくなった。耐久に特化した努力値振りで技の追加効果を稼ぐ型のポケモンが環境で比較的好まれているなか、追加効果を一切シャットアウトできるりんぷん型も重要性を保っている。
フィールドメイカー特性の恩恵を受けるため、GSダブルにおけるいろめがね+スキルスワップ要員としてはシンボラーとまた一つ差別化できるようになった。
ピカブイでは、ちょうのまいを使える数少ないポケモンとして一定の需要がある。道具、特性無しでほぼ第一世代のポケモン限定のピカブイ環境では相対的に強くなっているため、環境上位の活躍をしている。
一般的な育成論
ソード・シールドのVer.1.3.2時点で未解禁であるため、第七世代における育成論を記す。
特攻と素早さが高く、ねむりごなを習得できるのでそれらを織り交ぜた戦術が一般的。
特性いろめがねのおかげで、効果がいまひとつの技でも安心して撃つことができる。あるいは特性りんぷんは相手の技の追加効果を無効化できるので思わぬ状態異常やひるみの心配もない。隠れ特性のミラクルスキンは相手の変化技に対して回避率が上がり、ねむりごなやへびにらみなどの状態異常になる技をかわしやすくなるなどいずれも優秀な特性である。
ねむりごなで相手を無力化し、ちょうのまいで火力と素早さを同時に上げ、特殊技で攻める特殊アタッカーが候補。特殊技としてはむしのさざめき、ヘドロばくだん、サイコキネシス、エナジーボールと選択肢は豊富であるが、特性のいろめがねを採用する場合はメインウェポン、主にむしのさざめきのみにしてもよい。ヘドロばくだんは無効化してしまうタイプがあるためあまりオススメできない。またバトンタッチをタマゴ技で取得できるため別の特殊アタッカーに受け継いで役目を任せることも可能。実質ちょうのまい+バトンタッチのコンボを使えるのはスケッチで使用できるドーブルを除くとモルフォンとアメモースだけである。
みがわりとかなしばりでいわタイプの技を封じ込める型も強く、どくタイプの統一では役に立つ。ちなみにちょうのまいとかなしばりが両立できるポケモンはモルフォンのみである。