4倍弱点
4倍弱点とは、タイプの相性の効果で通常の4倍のダメージを受けてしまう弱点のこと。さかさバトルでの4倍弱点もここで述べる。
概要
4倍弱点とは、たとえばゴローニャに対するみずタイプの技やヌオーに対するくさタイプの技のように、持っている2つのタイプに対してどちらも効果が抜群(2倍のダメージ)となり、合計4倍のダメージを受ける弱点のこと。2つのタイプを有するポケモンの中で4倍弱点を持っていることは多く、バトルで敵の4倍弱点を突くことは大きなポイントとなる。また、タイプが1つしかないポケモンは当然ながら4倍弱点は存在しない。タイプ一致ボーナスの恩恵が1つしか受けられない代わりに、4倍弱点を持たない形となる。第九世代ではテラスタルを発動することでタイプが1つになるため、4倍弱点を消すことが可能となった。
通常バトルでの4倍弱点を持つポケモン一覧
括弧内のタイプのうちの2つを有しているポケモンが該当。メガシンカもしくはゲンシカイキしたポケモンも一緒に表記。また、特性や天候は無視する。取り消し線がされているものは第一世代のみの仕様。
- ほのおが4倍弱点(くさ・こおり・むし・はがね)
- みずが4倍弱点(ほのお・じめん・いわ)
- くさが4倍弱点(みず・じめん・いわ)
- こおりが4倍弱点(くさ・じめん・ひこう・ドラゴン)
- かくとうが4倍弱点(ノーマル・こおり・いわ・あく・はがね)
- じめんが4倍弱点(ほのお・でんき・どく・いわ・はがね)
- ひこうが4倍弱点(くさ・かくとう・むし)
- むしが4倍弱点(くさ・エスパー・あく・
どく)
- いわが4倍弱点(ほのお・こおり・ひこう・むし)
- フェアリーが4倍弱点(かくとう・ドラゴン・あく)
メガリザードンXやメガギャラドス、メガボスゴドラ、メガチルタリスはメガシンカすることで4倍弱点が消え、カイロスとジュカインはメガシンカすることで4倍弱点が追加される。
特定の技が4倍弱点になるポケモン
特定の技の特別な効果により4倍弱点となるポケモンを以下に挙げる。
- フリーズドライの被ダメージが4倍(こおりが弱点になる「くさ、じめん、ひこう、ドラゴン」のいずれかのタイプと「みず」の複合タイプ)
- フライングプレスの被ダメージが4倍(かくとうが弱点になる「ノーマル・こおり・あく」のいずれかのタイプと、ひこうが弱点になる「くさ・かくとう」のいずれかの複合タイプ)
- なお、かくとうとひこうを共通に弱点に持つタイプは存在しないのでこの技を8倍弱点や16倍弱点で食らうポケモンは存在しない。
特定の条件下で8倍弱点になるポケモン
- 相手のタイプにくさを追加するもりののろいを、上記のこおりが4倍弱点のポケモンか、ひこうが4倍弱点のポケモンが受けて該当タイプの技を食らった場合、通常の8倍のダメージが発生する。
- 相手の弱点にほのおを追加するタールショットを、上記のほのおが4倍弱点のポケモンが受けた後に、ほのおタイプの技を食らった場合も、通常の8倍のダメージが発生する。
さかさバトルでの4倍弱点を持つポケモン一覧(順不同)
- ほのおが4倍弱点(ほのお・みず・いわ・ドラゴン)
- でんきが4倍弱点(でんき・くさ・じめん・ドラゴン)
- くさが4倍弱点(ほのお・くさ・どく・ひこう・むし・ドラゴン・はがね)
- フシギダネ→フシギソウ→フシギバナ、メガフシギバナ
- リザードン、メガリザードンX、メガリザードンY
- バタフリー
- ビードル→コクーン→スピアー、メガスピアー
- ズバット→ゴルバット→クロバット
- ナゾノクサ→クサイハナ→ラフレシア
- パラス→パラセクト
- コンパン→モルフォン
- マダツボミ→ウツドン→ウツボット
- ナッシー(アローラのすがた)
- ストライク→ハッサム、メガハッサム
- メガカイロス
- ファイヤー
- カイリュー
- レディバ→レディアン
- イトマル→アリアドス
- ハネッコ→ポポッコ→ワタッコ
- ヤンヤンマ→メガヤンマ
- フォレトス
- エアームド
- ホウオウ
- メガジュカイン
- アゲハント
- ドクケイル
- アメモース
- テッカニン
- スボミー→ロゼリア→ロズレイド
- チルタリス
- トロピウス
- ボーマンダ、メガボーマンダ
- レックウザ、メガレックウザ
- ミノマダム(くさきのミノ、ゴミのミノ)
- ガーメイル
- ミツハニー→ビークイン
- スコルピ
- ディアルガ
- ヒードラン
- シェイミ(スカイフォルム)
- クルミル→クルマユ→ハハコモリ
- フシデ→ホイーガ→ペンドラー
- シュバルゴ
- タマゲタケ→モロバレル
- テッシード→ナットレイ
- アイアント
- メラルバ→ウルガモス
- レシラム
- ゲノセクト
- ヒノヤコマ→ファイアロー
- ビビヨン
- ドラミドロ
- オンバット→オンバーン
- モクロー→フクスロー
- オドリドリ(めらめらスタイル)
- ヤトウモリ→エンニュート
- バクガメス
- テッカグヤ
- カミツルギ
- アーゴヨン
- こおりが4倍弱点(ほのお・みず・こおり・はがね)
- かくとうが4倍弱点(どく・ひこう・エスパー・むし・ゴースト・フェアリー)
- バタフリー
- ビードル→コクーン→スピアー、メガスピアー
- ズバット→ゴルバット→クロバット
- コンパン→モルフォン
- ゴース→ゴースト→ゲンガー、メガゲンガー
- マネネ→バリヤード
- ストライク
- メガカイロス
- レディバ→レディアン
- イトマル→アリアドス
- トゲチック→トゲキッス
- ネイティ→ネイティオ
- ヤンヤンマ→メガヤンマ
- ルギア
- アゲハント
- ドクケイル
- ラルトス→キルリア→サーナイト、メガサーナイト
- アメモース
- テッカニン
- ヌケニン
- ガーメイル
- ミツハニー→ビークイン
- フワンテ→フワライド
- スコルピ
- コロモリ→ココロモリ
- フシデ→ホイーガ→ペンドラー
- シンボラー
- ビビヨン
- フーパ(いましめられしフーパ)
- オドリドリ(ふらふらスタイル、まいまいスタイル)
- アブリー→アブリボン
- ミミッキュ
- カプ・テテフ
- ルナアーラ
- ネクロズマ(あかつきのつばさ)
- どくが4倍弱点(どく・じめん・いわ・ゴースト・はがね)
- じめんが4倍弱点(くさ・ひこう・むし)
- ひこうが4倍弱点(でんき・いわ・はがね)
- エスパーが4倍弱点(エスパー・あく・はがね)
- むしが4倍弱点(ほのお・かくとう・どく・ひこう・ゴースト・はがね・フェアリー)
- リザードン、メガリザードンY
- ズバット→ゴルバット→クロバット
- ゴース→ゴースト→ゲンガー、メガゲンガー
- ガラガラ(アローラのすがた)
- ファイヤー
- トゲチック→トゲキッス
- エアームド
- ホウオウ
- ワカシャモ→バシャーモ、メガバシャーモ
- クチート、メガクチート
- モウカザル→ゴウカザル
- フワンテ→フワライド
- ルカリオ、メガルカリオ
- グレッグル→ドクロッグ
- ヒードラン
- チャオブー→エンブオー
- ヒトモシ→ランプラー→シャンデラ
- コバルオン
- ヒノヤコマ→ファイアロー
- ヒトツキ→ニダンギル→ギルガルド
- ルチャブル
- クレッフィ
- オドリドリ(めらめらスタイル、まいまいスタイル)
- ヤトウモリ→エンニュート
- ミミッキュ
- テッカグヤ
- マギアナ
- マーシャドー
- ズガドーン
Pokémon LEGENDS アルセウスにおける4倍弱点
Pokémon LEGENDS アルセウスでは、1タイプの弱点を突いた場合のダメージ倍率は他作品と同じ2倍だが、2タイプの弱点を突いた場合はダメージ倍率が2.5倍となる。
ポケモン不思議のダンジョンにおける4倍弱点
ポケモン不思議のダンジョンシリーズでは、1タイプの弱点を突いた場合のダメージ倍率が2倍ではないため、2タイプの弱点を突いた場合のダメージ倍率は4倍にはならない。ダメージ倍率は作品によって異なる。
Pokémon GOにおける4倍弱点
Pokémon GOでは、1タイプの弱点を突いた場合のダメージ倍率が1.6倍であるため、2タイプの弱点を突いた場合はダメージ倍率が2.56倍となる。俗称として二重弱点が用いられる。
対戦における4倍弱点
わざ/対戦#対戦における4倍弱点を参照。
備考
- ノーマルタイプの技ではどのタイプのポケモンにも弱点を突けないため、通常のバトルでノーマルタイプの技が4倍弱点になるポケモンは存在しない。
- ドラゴンタイプの技ではドラゴンタイプに対してしか弱点を突けないため、通常のバトルでドラゴンタイプの技が4倍弱点になるポケモンは存在しない。
- スカーレット・バイオレットでは、オレンジアカデミー・グレープアカデミーの美術の授業に於いて教師のハッサクが「4倍弱点」という言葉を使っている。