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捕獲要員

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捕獲要員(ほかくよういん)はポケモンを捕まえるためのポケモンを指す俗語。

概要

ポケモンを効率よく捕まえるために使われる技は、対戦では実用的でない技もあり、特定のポケモンに全て任せる事が多い。この特定のポケモンを「捕獲要員」という。

HPを確実に1だけ残すみねうちまひ状態やねむり状態にする技を覚えさせることが多い。すぐ逃げるポケモンを逃がさないかげふみなど、特定の状況に合わせた捕獲要員も用意できればさらに効率が上がる。

捕獲要員としてよく使われるポケモン

HP削り・状態異常付与

フシギバナ
第八世代からみねうちを習得。レベルアップで覚えるねむりごなと併用することで捕獲要員として使えるようになった。
こうげきは平均的だが、あまいかおりでねむりごなのめいちゅうの低さを補えるため、単体でも起用しやすい。
くさどくタイプなので相手が使う粉・胞子系の技を無効化し、どくもうどく状態も無効化できるのがメリット。
ねむりごなとの相性は悪いがなやみのタネで相手の特性も判別可能。
バタフリービビヨン
特性ふくがんしびれごなねむりごなの命中率を98にできる。こうかくレンズと併用すれば命中率は100になる。
進化レベルも低いので、進化前を序盤で入手できるソフトならシナリオでも活用しやすい。
粉系のわざは第六世代以降くさタイプに効かなくなったので、できればみずびたしを使えるポケモンも用意したい。
第八世代以前ではふくがんの効果で道具を持っているポケモンも出やすくなるので、どろぼうを覚えさせて野生ポケモンから道具を奪う要員を兼ねることもできる。
パラセクト
第二世代からキノコのほうしみねうちのコンボが使えるポケモン。みねうちは第四世代まではタマゴわざだが、第四世代からわざマシンでも覚えられるようになった。
弱点となる攻撃タイプが多く、ほのお・ひこうタイプの技には特に弱い事と、すばやさが低いのが欠点。また第六世代からはキノコのほうしはくさタイプに効かない。
特性ほうしは直接攻撃してきた相手をねむり以外の状態にすると厄介(特にどく状態は致命的)なので非推奨。かんそうはだの場合はみずタイプの技を使うポケモンを、隠れ特性しめりけの場合はじばくだいばくはつで自滅するポケモンを安定して捕まえやすくなる。
ペルシアン
第九世代からみねうちでんじはを習得。タマゴわざでさいみんじゅつも習得できるため、捕獲要員としての活用が可能。耐久や攻撃は並だが素早さが高く、ノーマルタイプ故に弱点が少ないのがメリット。
特性がテクニシャンならみねうちの威力も上がる。じゅうなんの場合はまひ状態にされなくなるため戦う相手によっては有効に働く。
すりかえねらいのまとを敵に渡せば、他のポケモンでみずびたしをせずともゴーストタイプ相手にみねうちを当てられるようになる。
ゴーストゲンガー
みねうちがない第一世代で固定ダメージのナイトヘッドさいみんじゅつを使える。
くろいまなざしを覚えるので、第二世代~第五世代・BDSPでは逃げるポケモン対策もできる。
第九世代ではふういんを覚えるようになったので、ほろびのうたのろいを封じることもできる。でんじはも習得できるようになった。
ムウマムウマージ
レベルアップでほろびのうたタマゴわざおきみやげのろいといった自滅技とふういんを両立して覚えるため、相手がこれらの技で自滅することを防ぐことができる。
ゲンガーと同様にくろいまなざしを覚えるが、眠らせる技は覚えない。代わりに第四世代からでんじはを覚える。
第九世代では固定ダメージのナイトヘッドも覚えるようになった。
進化にはやみのいしが必要だが、耐久力はしんかのきせきで補うなどして進化させずに使うこともできる。なお、作品によってはムウマージに進化するとほろびのうたなどの一部の技が覚えられなくなるため、注意が必要。
ふういん要員だけならドーブルで済むので、ドーブルが使えないソフトか、ゴーストタイプの耐性やふゆうを活かせる相手に対して使う。
ドーブル
スケッチで任意の技を使えるので、特定のタイプ・特性が絡むコンボ以外は基本的に何でもできる。
スケッチによる技の習得に手間がかかることと、ステータスが全体的に低い事がデメリット。
ふういんで捕獲に支障をきたす任意の技を封じることができる。
サーナイト
みねうちが使えない点以外は概ねエルレイドと同じだが、特性がどれも捕獲時にメリットを持つ。
シンクロなら性格の固定が可能。なげつける混乱きのみを投げてシンクロが発動したかを確認し、おきみやげによるサポート兼退場ができるため、シンクロ要員とサポート要員を兼任させたい場合に有用。
トレースならスキルスワップより手早く特性の確認ができる。
隠れ特性のテレパシーなら群れバトル乱入バトルで役立つ。(後述)
キノガッサ
パラセクト同様に弱点こそ多いが、キノコのほうしとみねうちのコンボを使える上にすばやさが低くなく、こうげきも高いため使いやすい。みねうちは第四世代まではタマゴわざであり、わざマシンでは習得できなかったが第五世代からはわざマシンで覚えられるようになった。
キノコのほうしは第七世代以前では進化前のキノココの時にしか覚えられないので進化のタイミングには注意が必要。第六世代以降限定だが両親にキノコのほうしを覚えさせた状態で見つけたタマゴから生まれた個体であれば進化後にキノコのほうしを忘れても思い出せる。
特性ほうしの場合は直接攻撃してきた相手をどく状態にしてしまう危険性があるため非推奨。ポイズンヒールであれば事前にどく状態になっておく事で敵側からのまひねむりなどを防止しつつ長期戦にも強くなれる。隠れ特性テクニシャンならみねうちの威力が上がる。
ヌケニン
有効打を持たない相手を完封しつつみねうちが使える。技構成が割れている相手でなければ出しにくい。
対面からならげきりんはなびらのまいなどを受けても相手をこんらんさせない。フレアドライブブレイブバードもろはのずつきわるあがき以外の反動技も無効にできる。
ねむりやまひの状態異常にする手段は持たないが、味方のサポート用のすなかけトリックを覚える。まもるうらみおんねんげんきのかけらなどで厄介な技のPPを削りつつ戦うこともできるが、相手のわるあがきが早まる点には注意したい。
第七世代以前ならかいふくふうじで相手の回復を阻害できる。
チルタリス
うたうを習得できる。命中率が低いので、起用する場合はヨクアタールこうかくレンズが欲しい。隠れ特性がノーてんきであり、HP1にした捕獲対象が天候ダメージで倒れることを防ぐことができる。チルタリスが場を離れると天候の効果は復活するので倒されないように気を配る必要がある。
みねうちは第七世代以前だと特殊個体 (ポケモンボックス ルビー&サファイアの特典、チルタリス (PGL)) しか使えず、ボックス産は隠れ特性ではないのでノーてんきと両立できない。第八世代では全個体がわざマシンで習得できるが、SVでは習得できない。
アブソル
みねうちとでんじはを同時習得できる。登場以降の大抵の作品において野生で出現するため調達が容易で、わざマシンですぐに必要な技を揃えられるのが利点。遺伝でくろいまなざしも習得可能。USUMまでは教え技なりきりで相手の特性確認も可能。
特性に関しては、プレッシャーにはレベルが高いポケモンが出やすくなるが、相手のPP管理に気を配る必要がある。相手の技の合計PPが少ない場合は避けたい。一方第七世代の乱入バトルで連鎖ボーナス個体を狙う場合、プレッシャーだと野生ポケモンが仲間を呼びやすくなる利点がある。第八世代のみきょううんには持ち物を持ったポケモンが出やすくなる効果があるので、どろぼうで道具を奪う要員を兼ねることもできる。
BDSPではでんじはのわざマシンが地下大洞窟タマ交換およびBP交換アイテムであり、技構成を完成させるのが少し難しい。
コロトック
わざマシンでみねうちを覚え、レベルアップでうたうを習得できる。ただしコロトック自体があまり強くない、うたうの命中率が悪いなどの理由でメインの捕獲要員を調達するまでの繋ぎとして用いられる。
また、第四世代・BDSP・SVでないと序盤でコロトックを入手するのが難しいので、これら以外の作品では使われにくい。
フワライド
第八世代以降はふういんを覚えるため、じばくだいばくはつおきみやげを封じることができる。ちからをすいとるで個体値確認や、さいみんじゅつでんじはによる状態異常撒きもできる。第九世代ではナイトヘッドによる削りもできる。
エルレイド
みねうち、でんじは、さいみんじゅつくろいまなざしをすべて覚えることができる。スキルスワップでの特性対策・特性確認も可能。また、トリックねらいのまとぼうじんゴーグルを渡すことも可能。
♂しか進化できないことと、ソフトによっては進化に必要なめざめいしが入手しにくいのがデメリット。なお、さいみんじゅつは第八世代からエルレイドになってからも思い出せるようになった。
キリキザンドドゲザン
アブソル同様でんじはとみねうち、くろいまなざしを習得できるうえ、はがねタイプを持つため耐性が多く、耐久力もこちらの方が高い。
進化までに高レベルを要することが欠点。
ダイケンキダイケンキ (ヒスイのすがた)
第九世代みずびたしを習得したことで、みねうちとみずびたしを両立できるようになった。他に捕獲時に使える技としてはちょうはつつるぎのまいなげつける (でんきだま) 程度。
ヒスイのすがたの場合は進化前のときしかみずびたしを習得できない。みずびたしを覚えた状態でヒスイ地方へ送ると一旦技欄から消えるが、進化後に第九世代に送り返せばみずびたしは技欄に復活するので、ヒスイのすがたとみずびたしは遺伝無しでも両立可能。
技の思い出しを重視する場合は、みずびたしを覚えた同種の♂と♀をかけあわせてタマゴわざとして習得させておくと良い。
ゴロンダジュナイパー (ヒスイのすがた)
きもったまみねうちを両立することで、本来みねうちが効かないゴーストタイプのポケモンのHPを1にできる。これを両立できるポケモンは第八世代以前ではゴロンダだけ、スカーレット・バイオレットではジュナイパー (ヒスイのすがた) だけになる。
両者ともちょうはつによる厄介な変化技の対策ができる。ゴロンダはなかまづくりによる特性対策・特性確認もできる。
テツノブジン
エルレイド同様にみねうち、でんじは、さいみんじゅつ、トリックなどの技を覚えることができる。エルレイドより攻撃・防御・素早さ種族値が高く耐性も多いが、特防は低い。
スキルスワップも覚えるものの自身が持っているクォークチャージが特性の変更を及ぼす効果を受けず、必ず失敗するため活用はできない。
ガラガラ(アローラのすがた)、ギルガルドジュナイパーマーシャドーソウブレイズ
ゴーストタイプとみねうちを両立するため、とっしんを始めとしたノーマル・かくとうタイプの反動技を持つ相手も安全にHP1にできる。いのちがけによる自滅も防げるが、自爆技による自滅は防げない。とびげりとびひざげりを覚えた相手には逆効果になる。
入手難度は高いが、隠れ特性えんかくのジュナイパーはみねうち使用時にさめはだなどの接触で発動する特性を無視できる。
スカーレット・バイオレットではゴーストタイプにテラスタルさせることで他のポケモンでも同様の対策ができる。
がむしゃら習得ポケモン全般
事前にみがわりなどでHPを1にしておき、捕獲したいポケモンとの戦闘が始まった直後にがむしゃらを使用して相手のHPを1にする。伝説のポケモンなどのHPを手っ取り早く削りたい場合に有効。
いのちのたまを持たせておけばがむしゃら使用直後にひんしになるので、相手が攻撃してこなくとも他の捕獲要員にすぐ交代できる。
特性がんじょうで容易にHPを1にできるココドラや、特性きもったまゴーストタイプにもダメージが通るガルーラオオスバメカラミンゴの汎用性が高い。
先制攻撃技を持つポケモンに対しては特性じょおうのいげんアマージョ8-が対策になる。
いかりのまえば系統の技習得ポケモン全般
第一世代ではゴーストタイプにも有効であり、HP残量に対する固定ダメージ技であることからHP削り用の技の一つとして活用されていた。ただしラッタを高レベルまで育てる必要があったため、使えるようになるまでそれなりに手間がかかるのが難点。
第二世代以降も伝説のポケモンなどHPが多い相手や固い相手などに、みねうちを使う前に安全にHPを削る手段として用いられる。
第七世代以降では相性で無効のタイプが無いしぜんのいかりカタストロフィが登場し、みずびたしなどでの下準備も不要となった。
ナイトヘッドちきゅうなげいのちがけ習得ポケモン全般
HP削り用の技だが、ナイトヘッド・ちきゅうなげは使用ポケモンのレベル、いのちがけは使用ポケモンのHP最大値を調整することで、捕獲対象のHP個体値の判別も行える。
ナイトヘッドはノーマルタイプ、ちきゅうなげ・いのちがけはゴーストタイプ相手に無効。ネギガナイトは特性きもったまといのちがけを唯一両立できる(ただし隠れ特性)。

自滅防止

ゴルダック
第九世代からスキルスワップを習得。自身の特性を押し付けつつ相手の特性を奪える。
特性がしめりけなら敵が使うじばくだいばくはつを不発にできる。ノーてんきの場合はにほんばれあめゆきといった天候効果を封じたり、すなあらしのダメージによる自滅も防げるため、どちらも有用。
みずびたしさいみんじゅつあくびちょうはつくろいきり等も覚えるため、体力を削る以外の役割も単体で担える。
ピクシー9-フーディンシンボラーランクルス
スキルスワップで相手の特性をマジックガードに変えることで、反動技全般や、とびげりとびひざげりなど失敗すると反動ダメージを受ける技、天候ダメージなどで相手が自滅するのを防ぐことができる。
わるあがきや自爆技・いのちがけおきみやげなどの対策にはならない。
ナッシーオーロット
隠れ特性しゅうかくスキルスワップで相手に押し付けた後、トリックすりかえヒメリのみを相手に渡すことで、「相手のPPが切れてもヒメリのみで回復」⇔「毎ターン50%の確率で使用したヒメリのみが復活」の無限ループを作ることができ、わるあがきの心配無く長期戦に臨める。準備ができた後に居座らせるポケモンの特性はきんちょうかん以外にすること。
オーロットはORASから、ナッシーは第九世代からトリックを習得できる。ナッシーは第七世代までは相手が道具を持っていると失敗するギフトパスしか覚えられず、第八世代ではこの技は使えないためヒメリのみを押し付ける要員を別途用意する必要がある。
サーナイトムシャーナオーベム
特性テレパシースキルスワップを両立できる。群れバトル第六世代)や乱入バトル第七世代)において同士討ちする組み合わせの相手や、全体攻撃技を使う相手から捕獲したいポケモンを守ることができる。
アイアント
隠れ特性なまけなかまづくりで押しつける役割を持つ。なまけているターンはPPを消費しないため、PP切れ対策として役立つ。
なかまづくり以外には捕獲時に有用な技をあまり覚えないのが欠点。捕獲作業が長期化する場合、すなかけで後続の捕獲要員の被弾率を減らすのも1つの手。
オリーヴァ
しゅうかくとなげつけるを両立できる。ヒメリのみを投げることで相手のPP切れによるわるあがきを防ぐことができるが、なげつけるによるダメージで相手を倒さないように気を配る必要がある。スキルスワップでしゅうかくを相手に移す戦法の劣化になりがちなので、ナッシー、オーロットが共に使えないソフトでの代用となる。
バリヤード (第七世代まで)
特性ぼうおんをスキルスワップで相手に移すことで、相手がほろびのうたで自滅することを防げる。
第八世代以降のぼうおんは自分で使用したほろびのうたを防げなくなったので活用できない。ほろびのうたを対策するときはふういん・ちょうはつを使うことになる。
特性しめりけのポケモン全般
隠れ特性のパラセクトが使えないソフト(第三世代第四世代など)や、パラセクトに繋ぐまでの補助役などとして使う。
第八世代以前ではしめりけを相手に移せるポケモンがいなかったので、捕獲要員に繋ぐまで居座って自爆技のPPを枯らす必要がある。
一度自爆技を見た後ならアンコールで使用を強制できるゴルダック、ヌオーニョロモ系統が向いているが、いずれのポケモンも第四世代以降でしか覚えない。プルリル系統は第七世代以前なら教え技でうらみを習得できる。
第九世代のゴルダックならスキルスワップで相手に移した後は交代してよい。
高レベルの野生のドガース系統、スカンプー系統はだいばくはつとおきみやげを両方覚えていることがあるが、しめりけのポケモンが先手でみがわりちょうはつを使用すれば両方対策できる。ドガースがかがくへんかガスの場合はしめりけを無効にされるが、第九世代ならとくせいガードを持たせることで対策できる。

その他捕獲補助

ワンパチ
専用特性たまひろいで、捕獲に失敗したボールを1個だけだが取り戻せる。ガンテツボールなど、貴重なボールを使う場合は保険として手持ちに入れておくといい。パルスワン進化すると特性が変わってしまうので注意。
ワンパチ自身はでんじはほっぺすりすりぐらいしか捕獲に適した技を覚えないので他の捕獲要員は必須である。捕獲に失敗した後にワンパチが1度その戦闘に出て、ターン終了時にたまひろいが発動するまで居残る必要があるので、テレポートが使えるエルレイドなどを捕獲要員にするか、ワンパチ自身のレベルをある程度上げるとよい。
ヌオー
鈍足であり使いやすいHP削り技こそないが弱点の少なさから耐久性能に優れ、有用な変化技が多いため持久戦用の壁として扱いやすい。
第五世代から隠れ特性てんねんを獲得。攻撃・特攻の能力ランクを上げてくる相手でも安定して受ける事ができる。
あくびによるねむり状態の誘発、あまごいを使った悪天候対策も可能。一部変化技との相性は悪いがくろいきりで能力ランクをリセットする事も可能。
通常特性の場合はちょすいならみず技を使う相手が受けやすくなり、しめりけなら爆発技を防げる。
カラマネロ
第九世代からスキルスワップを習得。自身の特性あまのじゃくを押し付けて、能力ランクの上昇と下降を常時反転させる。
つるぎのまいわるだくみなど能力ランクの上昇技を多用する相手に効果的で、既に相手の能力ランクが強化されている状態でもひっくりかえすを使う事で効果を反転させて弱体化できる。
あまのじゃくを移した後に能力ランクを下降させる技や特性を使うと逆に相手の能力ランクを上げてしまうので、これらを用いた戦法とは相性が悪い。
さいみんじゅつちょうはつ・トリック・なげつける等、体力を削る以外の役割も担える。
みずびたし習得ポケモン全般
みねうちをゴーストタイプに、粉・胞子系の技をくさタイプに当てるのに有効。
また、みずタイプにする事で敵が覚えているタイプ一致の攻撃技をタイプ不一致にし、攻撃を受けやすくなる効果も得られる。
のろいを使うゴーストタイプに対し、"呪い"を"鈍い"に変えて自滅を防ぐ事も可能。
ゴルダックペリッパーなどは登場作品が多く、調達もしやすい。ペリッパーは第七世代以降であめふらしの特性を得ており、繰り出すだけで天気をあめに変化させられるため悪天候対策としても使いやすい。
トリックすりかえ習得ポケモン全般
ぼうじんゴーグルを渡し天候ダメージを防ぐことや、ねらいのまとを渡してゴーストタイプへみねうちが当たるようにすることができる。
第八世代以前だと敵にアイテムを渡した後に捕獲せず倒すか逃げてしまうと、渡したアイテムが失われるので注意。
なげつける習得ポケモン全般
混乱きのみを投げ、嫌いな味でこんらん状態にするかを確認することで敵ポケモンの性格を絞り込める。シンクロの発動が確実ではなく、ミントで能力を変更することもできない第七世代以前において特に有効。
第三世代では固定シンボルにシンクロが適用されず、なげつけるが使えないためトリックで代用する必要があるが、効果発動の条件によりHPが少ない相手をこんらんさせるリスクがある。
第九世代ではエンカウント方式に関係無くシンクロによる性格固定の効果が無いため、性格の同定はしにくい。
リサイクルを覚えるポケモンならヒメリのみのなげつけるとリサイクルを繰り返すことで相手のPP切れを防止できる。ただし、なげつける際に相手にダメージを与える点と、作業の手間において上記「しゅうかく+スキルスワップ」の戦法に劣りがちなので、第四世代、あるいは第五世代以降でもしゅうかく要員が入手・使用できないときの代用となる。
状態異常にする技を持たない捕獲要員でも、なげつけるさえ覚えるならでんきだまを投げることで相手をまひ状態にできる。第八世代以前の野生ポケモン戦だと戦闘終了後にでんきだまは失われてしまうが、第九世代だと戦闘後にでんきだまが戻ってくる。なお、第九世代でもきのみを投げつけたときは戻ってこない。
とくせいを変えるわざ習得ポケモン全般
スキルスワップなかまづくりなどを使って対象の特性を判別する。なりきり以外はにげごしぼうじんプレッシャーといった捕獲時に障害となる特性を消す場合にも使える。
特性ふゆうをスキルスワップで押し付ければ、敵側だけエレキフィールドミストフィールドの効果を受けさせなくする事も可能。
なやみのタネふみんにしてしまい、キノコのほうしやさいみんじゅつ等を無効化させてしまうので注意。いえきでは消した特性が表示されないので、特性の判別には向かない。
おきみやげ習得ポケモン全般
使用者はひんし状態になるが、相手の攻撃と特攻を2段階下げる。能力ランクを上げる・元に戻す手段を持たない敵ポケモンに有効で、攻撃を受けやすくする。
ダメージを与えずに特攻を下げる技は極めて少なく、第三世代ではこの技しかない。1ターンで攻撃・特攻を同時に削げる点が優秀で、使用者がひんしになるため他の捕獲要員を安全に繰り出しやすい点も有用。
えんまくすなかけフラッシュ習得ポケモン全般
相手の命中率を1段階下げる。重ね掛けする事で必中技以外の技は回避しやすくなり、長期戦がしやすくなる。同様の技にどろかけもあるが攻撃技なので敵にダメージを与えてしまい、ひこうタイプやふゆうに無効化されるデメリットがある。
ポケモンコロシアムではダークポケモンが使うダークラッシュがPPを持たない反動技であり、この技を外させて反動ダメージを発生させないための手段として用いる。
同作のシナリオモードで手に入るポケモンで該当の技が使えるのはマグマラシ(えんまく)と、グライガー(すなかけ)の2匹。フラッシュは初期習得したポケモンが存在せず、同作で覚えさせる方法もない。
あまいかおりダークミスト習得ポケモン全般
相手の回避率を2段階(第五世代までは1段階)下げる。回避率を下げる事でうたうさいみんじゅつねむりごなといった命中率の低いねむり技を当てやすくなる。
相手に能力ランクを戻す手段がない限り、控えポケモンと交代しても恩恵を受けられるのがメリットであり、キノコのほうしとみねうちを両立できるポケモンがいない作品や、交代数が多くなりがちでヨクアタールを命中補助として使い辛い時に役立つ。
ダークミストはポケモンXDにおけるダークポケモンの専用技で、こちらもうたうやさいみんじゅつ等のねむり技のサポート用に使える。
くろいきり習得ポケモン全般
フィールドに出ているポケモンの能力ランクを全て元に戻す。相手がつるぎのまいかげぶんしんなどで能力を強化してくる場合、それらをリセットするために使う。
隠れ特性(いたずらごころ)のヤミカラスなら優先度+1でくろいきりを撃つ事も可能。
敵味方問わず、能力ランクの上下に関わらず戻してしまうため、おきみやげやあまいかおり等と併用する戦法とは相性が悪いのが欠点。
コイキング
メタモンを捕獲する際、へんしん対策として用いられる。意図的に無害な技(はねるなど)しか覚えていないポケモンにへんしんさせることで味方が倒されるリスクを減らす。また、第三、第四世代ではへんしんにより捕捉率もコピーされるため、非常に捕まえやすくなる。
コイキングに限らず無害な技しか覚えていない(第三、第四世代ではそれに加え捕捉率が高い)ポケモンであれば何でもいいが、PP切れ対策に技欄をなるべく無害な技で3~4つ埋められることが望ましい。
みやぶるかぎわける習得ポケモン全般(第七世代まで)
みねうちをゴーストタイプへ当てられるようにする手段の一つ。みずびたしが登場する第五世代以前は活用されており、回避率を上げてくるタイプのポケモンにも有効であった。
上記のみずびたしやきもったまゴロンダ登場後はそちらを利用した方が効率が良くなり、第八世代以降では技自体が使えなくなった。
ちからをすいとる習得ポケモン全般
使用した際の回復量が相手の攻撃実数値に依存するため、あらかじめ使用ポケモンのHPを減らした状態で使えば捕獲対象の攻撃個体値を判別できる。特に攻撃個体値0のポケモンを厳選する場合に有効。
第九世代ではシンクロで性格を固定できないので、下降補正時・無補正時・上昇補正時の実数値をそれぞれ把握しておく必要がある。

関連項目